伝統技法の話し

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前回の予告で一般の方向けのものをとしていましたが…、


すいません(^.^; 一昨日、昨日と長野で袋貼りの伝統的施工法の講習に参加してきたので、その話しにしたいと思います。


講師はお寺の金箔施工でお世話になった三上先生です(^^)


近接の写真がなくてわかりずらいですが、奥にあるスノコみたいなものが日本建築の伝統的な壁装下地で「衣摺(きずり)」といいます。見たことも聞いたこともありませんでした(^.^;


今では石膏ボードという便利な代用品があって、気密性、耐火性、経年性とどれも優れてはいますが、文化財とかに指定された建物では、石膏ボードのほうが良いから変えましょうというのはなしなんです。


あくまでも当時の技法で修復しないといけないんですね。


で、この衣摺に和紙を糊で貼り重ねて仕上材を貼る下地づくりをしていきます。


 

で、この字が書いてある紙は「反古紙(ほぐし)」といって昔の古文書とか台帳、書付なんかの和紙です。こんな紙は問屋さんにもAmazonにも売ってません。で、古い土蔵をもってる地主さんとかお寺さんに頼んで分けてもらうそうです。


で、この時点で和紙が5層に貼り重ねてありますが、さらに2枚縦横に貼り重ねてやっと仕上材を貼る下地ができあがります。


と、これが最高級グレードの袋貼り下地なんですが、


 

こうして貼った金箔はなんともいえない柔らかな輝きを放つわけです。


で、こんな素晴らしい技法も継承の危機にあるわけです。


それにしても、反古紙の入手には頭を抱えちゃいますね(^.^;

このコラムをご覧になった方で古い土蔵をお持ちの方がいらっしゃいましたら、どうか伝統技法の継承のためにお力添えをお願いします。



というわけで、相模原でクロスの貼替えの際は「伝統技法」を学んできた泉内装でお願いします。


次回こそは一般の方むけのお話しでおつき合い下さい(^.^;