今回は普通の石膏ボードや貼り替え時に普通のビニクロを普通に施工する時の目隙き防止にかける保険の話しです。
今回先に答えを出しちゃいますが…、
先週は吸水率の悪い(接着の遅い)下地ではジョイント部分の吸水率を上げて、先にジョイントを接着させることで目隙きを防ぐというお話しをしましたが…、
今回のはその逆、貼り込んですぐにジョイントせずに15~30分ほど時間をおいてジョイントします。
これを「放置ジョイント」「放置プレイ」なんて呼んでます(^.^;
理屈はこうです。
以前ビニールクロスは糊の水分で伸び縮みするという話しをしましたが、その伸縮率が2%弱で、材料一幅92cmに対する2%が先に真ん中部分を接着させることでカットテープと下敷きテープ分の5cmに対する2%の伸縮に置き換わるわけです。
この違いがジョイントのおさまりに劇的に反映されます。
材料によって伸縮率が違いますから、すべての材料で放置ジョイントが必要になるわけではありません。
あと、クロスの貼り込み時に負荷をかけやすい天井や出角まわりのジョイントではこの放置ジョイントがとても重要なんです(^^)
で、天井といえば…、
実は天井の施工でこの放置ジョイントをするにはここに書いていない“あと一工夫”が必要になってきます。
が…、
ここではあえて書きません(^.^; イジワル?
実はこの“ジョイントの話し…”シリーズが始まってから予想外にアクセス数が増えてるんです。
こんな話しに一般の方がくいつくわけがないんで、“悩める同業者”がいかに多いかと想像しております。
ので、直接お問い合わせいただいた方にのみ「天井放置プレイのあと一工夫」を個別にお応えしたいと思います(^^)
というわけで、相模原でクロスの貼替えの際は「放置プレイ」好きな泉内装でお願いします。
で、次回からは一般の方むけのお話しでおつき合い下さい(^.^;