壁紙を繋ぐには「突きつけ」と「あい裁ち」2種類の方法があります。
突きつけは糊つけ機にセットしたスリッターという回転刃物で材料の左右のミミを真っ直ぐに裁って文字通り突きつけますが、薄物やカールしやすい材料ではジョイントが突き上がったり目立ったりしてしまうため向いていません。
泉内装では賃貸仕様の厚手ゴワゴワな材料以外はあい裁ちでおさめます。
天井のジョイントをあい裁ちする親方。小指を立てるのが親方スタイルです(^.^;
「あい裁ち」とは『重ね切り』ですね。
その時左右のミミに装着するテープが重要になります。
右のオレンジがカットテープ。その名も「オレンジテープ」!
そのまんまですね(^.^;
右利きの人は材料の右のミミにセットします。で、右は重ねの上前にきますから下のクロスの表面に糊をつけない役割をします。
駆け出しの頃先輩に教わっていた時にはこれを使っていない人が結構いました。
で、どうするかといえば、糊ベタしてあい裁ちした後で濡れたスポンジでフキフキ! 拭いたつもりでも糊の成分は結構シツコク残るものです。
二三年でこんな汚れが浮き出てきたりします(;_;)
カットテープも色々種類がありますが、ウチはフラットでクリアなものを使っています。フラットだとはずす時に糊を取られにくいのと、糊面に密着するので乾燥も防ぎます。クリアなのは柄物の柄合せが見やすいのと材料につけた糊の状態を一目瞭然で確認できる利点があります。糊付け機のコンディションや材料によっては糊がかすれていたりするので大事なことなんです。
で、左側の緑のが「緑テープ?」
残念!はずれです(^.^;
下敷きテープといいます。これはあい裁ちする際にカッターの刃が下地に入らないようにガードする役割があります。
これを使わない人が未だに結構いるんですが、クロスの下地の石膏ボードって結構弱くて、少しでもカッターのの刃で切り込みが入ると地震の揺れとかで容易に割れてしまったりするんです。
そして、貼替えの場合には既存のクロスを剥がした時に残る裏紙が全面完全接着していない場合がほとんどなので、下地を切らないというのはジョイントを長持ちさせる上で必須事項なんです。
で、下敷きテープを使うことで「下地を切らない」という他にもう一つ得られる利点があるんです。
上の図のように下敷きテープの厚み分段差ができるわけですが、この状態であい裁ちすることによって、左右の材料が長めに切れるわけです。
で、切り口を合わせてローラーで圧着するんですが、ジョイント部分だけキツめにおさめることができるわけです。
キツめ。。。 満員電車みたいに(^.^;
そうすると糊の水分が乾燥して材料が縮んでも目隙きしにくくなるわけです。
あゝ。。。なんだか専門的な話しすぎて一般の方ににはつまらないかもしれませんね(^.^;
でも、もう少し次回もジョイントの話しにおつき合い下さい。
というわけで、相模原でクロスの貼替えの際はジョイントにはウルサイ泉内装でお願いします。