そんな体験が人生の中で何度かあるんじゃないかと思いますが、
椎間板ヘルニアの手術と入院がまさにそれでした。
国立相模原病院のヒマラヤ杉です。
名前を知ればなんとなく『あ~、そんな感じだね。』って納得できることってありますよね。
名前の印象どおりの雄大な大きさをもった木です。
で、
手術が全身麻酔なんで、2週間くらい前から先生に「禁煙しなさい!」
と言われてましたが…、
無理でしたT T 数は減らせたんです。でも、やめられないのが『依存症』ですから。
でも手術入院となればそれどころでなく、物理的に強制的に禁煙ですから。
で、意外と吸いたい衝動もないんです。
一度だけ看護師さんに「あ~、タバコ吸いたいなぁ~。」
と、冗談で言ってみたんです。まぁ甘えてみたかったんですけど…、
本気で叱られました。
娘に叱られるお父さんみたいで、ちょっと恥ずかしかったです。
で、思ったんです。
先生も看護師さん達も、患者さんの健康の為だけを考えて、さまざまなケアをしてくます。
それが仕事だから当たり前なんですが、当たり前の事が出来ない患者の立場からしたら、
感動ものなのです。
たとえば、
術後5日目くらいに、
「小泉さん、洗髪します?」と言われたときは本当に嬉しかったです。
『お蔭様』とは、
人は独りで生きてるんじゃなくて、誰かに生かされているんだって、聞いたことはありますよね。
で、それを実感したんです。
今までの人生で一番嬉しい“洗髪”でした。
全身麻酔でぶっ飛んだ時も、後からこう感じました。
人間の “意識” “たましい” “精神” 呼び方はいろいろですが、
とどのつまりは、少し程度のいいパソコンと変わりはないなぁって。
麻酔で意識が“シャットダウン”
で、そのまま誰かが電源を入れてくれなければ“ゴリンジュウ”です。
そういえば…、
死後の世界はないな、そう確信しましたよ。
って友達に話したら、
「本当に死んだときは、手術台の上にプカプカ浮いて自分の死体を見下ろしてるんだよ」
って言われちゃいましたけど…。
超薄味の病院食w
そういえば、
大部屋の病室のお向かいのベッドに『ナカジマサン』というおじいちゃんがいたんですが、
笑点で青いきものを着たひとにどことなく似ていてなかなか味のある雰囲気をもったひとで、
病状がお互いに深刻な感じでなかったのですぐに仲良くなったんです。
そして、ナカジマサンは胸の内に秘めた野望を打ち明けてくれました。
「今は車椅子だけどよ、もうすぐリハビリの先生が松葉杖の許可をだしてくれんだろ、
そしたら正面玄関で客待ちしてるタクシーで一番近いコンビニまでいってよ、
タバコとライター買ってよ、一服してくんだよ!」
それがナカジマサンの野望でした。
「でも、もう一ヶ月入院してて吸ってないんでしょ?」
「かんけーねよ、吸いたいもんは吸いたいんだよ!」
ナカジマサンにとってはその野望がリハビリ治療の原動力になっているようなので、陰ながら応援していたんですが、
結局ナカジマサンの松葉杖より先に退院となりました。
病室からの景色
そんなこんなな2週間。たったの2週間ですが、独りでは生きられなかった2週間でした。
そして、不思議なことに、退院して初めて禁煙の禁断症状がでました。
でも、2週間の禁煙は、看護師の皆さんからの大切な贈り物だと感じていたんです。
でも吸いたい! そんな時には…、
こいつです!
2×2もかわいいでしょ!
人は何かに依存して生きていますよね。
お酒? ギャンブル、タバコ?
結局は何でもいいんですよね。
タバコを吸いたい衝動はもうありません、
が、今わたしは、ルービックキューブに依存して生きています。
この先皆さんにお会いしたときにも手元でカシャカシャやっているかもしれませんが、
依存症というのは病気ですから、どうかご容赦ください。
カシャカシャしてないと生きていけないのです。
最近少し“コレクター”みたいになってきちゃいましたw
全部違うメーカーで、微妙にまわす感覚とかが違ったりします。
「あ~なつかし~、やってみたい!」 という方には、100金のセリアの製品をお勧めします。
ダイソーにも売ってますが、質が悪すぎて回す度にキューブが外れたりしますから。
そして、6面のそろえ方は泉内装でご指南いたしますw
ユーチューブでも出てますけどねww
布壁紙復活プロジェクト始動!