プロなんだから…、

家族でカラオケに行ってきました。 

で、 


 へたくそな歌を聴きながらついつい気になって…、




自然にこういうめくれ方はないと思うので、


 ちょこっとめくれていたのを、へたくそな歌を聴かされて退屈したお客さんがぴろっと引っぱってめくったんだと思われます。


 で、


 この場合のちょこっとめくれていた原因ですが、


 めくれた所をよくよく触ってみると、下地の石膏ボードの縦目地があって、その上のパテが割れているんですね。目地の真上でクロスをジョイントするのは論外なんですが、 


 で、 


 このパテが割れた原因ですが、二つあります。


 1.大工さんのボードの止め方が悪くてボードが動いた。


 ハイパワーのインパクトドライバーで力任せにビスを締めると、石膏ボードの表面の原紙を突き破って石膏まで崩してしまうとボードの固定強度が著しく低下します。また、ビスをうつピッチ(間隔)が広すぎて強度に不安があったという事も考えられます。いずれにしてもこういう大工さんのダメ仕事は日常的にあるあるなんです。皆さんおうちを購入する際には工事中の現場をよくよくチェックしてください。


 2.クロス屋さんのパテが安物で強度不足だった。


 上記の様な大工さんのダメ施工に対応するには二通りの方法があります。


 A.大工さんに直してもらう。これが最善の道なんですが…、  


「てやんでいバーロー!オレの仕事にケチつけやがんのかぁ!」という反応がほとんどなので(-_-;) 


B.高い強度のあるパテを使う!さらにボンドを混ぜて強度を補填する!さらに、最初からボードがバカバカ暴れている事がわかっていれば、ファイバーテープなどを入れてさらに強度に保険をかける! 


写真のようなダメを指摘されるとクロス屋さんはこう言います。


 「下地が動いたんじゃしょうがないね。」 


 でも、


 プロだったら言い訳するまえにやれる事がこれだけあるわけです。


 で、


 今回の事で自分が何を思ったかというと…、 


 「プロなんだから…、どんな時でも糊くらい持ってなきゃいけないなぁ。」


 糊くらいあれば、ちゃちゃっと直して(あくまで応急処置ですが)あげたのに…。