梅雨が明けて夏本番ですね(^.^;
暑いといろんなものが柔らかくなります。
クロスの原材料も「塩化ビニール」ですから、真冬のカチカチよりはいいんですが、真夏はフニャフニャになって少し貼りづらいです。
そして糊も柔らかくなります。
で、実際に貼る時に何が起こるかというと、下地との材料が接着する前に水分だけ飛んでしまうんです。そうすると材料は急激に縮もうとする、で、糊自体の粘度も低いので縮みを抑えきれなくて結果目隙きをするわけです。
なので、真夏は普段以上に目隙きをさせない工夫が必要になってきます。
それと、昼に施工して夜エアコンをつけると目隙きします。
施工後は急激な温度と湿度の変化は避けたいので、真夏の在宅リフォームではお客様に説明して、施工中からエアコンをつけさせてもらうか、一日エアコンを我慢していただくか決めてもらいます。
実は糊だけでなく“パテ”も真夏の不具合があるんです。
これも水分が関係した事象なんですが、
パテをうった後で硬化する前に水分だけ飛んでしまうとパテをそのものの強度が極端に落ちる『ドライアウト』という現象が起こります。
夏場の施工でクラック(ひび割れ)が起きやすいのはこのドライアウトが原因なんですね。
対策としては、
パテの商品によって効果時間が違いますから夏は硬化の早いものを使いたいところです。あと、石膏ボードの切り口を突き合わせた所謂“白目地”では水分の吸収が極端に早く真夏でなくともドライアウトが起きやすいんです。
なので、必ずシーラー処理をしましょう。
で、そのシーラーですが…、
あっ、これは次回のコラムのネタにとっておきましょう(^^)
というわけで、相模原でクロスの貼替えの際は、夏の施工にはウルサイ泉内装でお願いします。